~鯉太郎便り~

“錦鯉のふる里” 長岡山古志より最新の有益情報をお届けいたします

錦鯉が水槽飼育に向かない理由とは? (2)

前回のつづきですが、水槽飼育では鯉が跳ねてしまうというのも大きなネックとなります。ある時、大石養魚場の緋写りを買って入れたのですが、これが元気いっぱいでよく跳ねました。プラスチックのフタを設置していたのですが、外部フィルターの給水による水流をさかのぼろうとジャンプして、最初のころは5分に1回の割合でバンと大きな音がしていました。

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山古志にある「おらたる」の水槽。大きな濾過槽が付いていて、定期的に地元の生産者の方が清掃している


いろいろ試したのですが、最終的には松田漁具の大きな丸網を置いて、ジャンプしても衝撃を吸収するようにしました。コイが跳ねることによる思わぬ事故も多く、キャンバス飼育していて、品評会前に出品画像を撮るために防止ネットをはずした瞬間に跳ねて、鱗を飛ばしたなんてこともありました。

またろ過をどうするかという問題も小さくありません。濾過槽にエアを供給すべきでしょうが、それができる市販のものは上部フィルターしかありません。それにしてもスペースが小さすぎて、よほど薄飼いしないと不足します。

キャンバス(通常飼育用でしたら恵古商店の直径1mのものが高さがありおススメです)で飼うようになってからは、大谷錦鯉店の自家製濾過槽を使って、主に物理ろ過中心の設計で、汚れたらひたすら洗うということを繰り返していましたが、入れる魚のサイズは、水槽飼育で20㎝、キャンバスで35㎝までというのが日常の消耗する労力を考えたら無難というところかもしれません。

~さらにつづく~

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